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レビュー、ありがとうございます
 黄泉船さまから素敵なレビューを頂いたのでネタバレ的なことを……

 健:空から目が覗くシーンは別の小説でも書いています。元イメージというかインスピレーションは「神、

そらに知ろしめす。/すべて世は事も無し。」(「春の朝」から、ロバアト・ブラウニング(海潮音 上田敏)。

 日向:別に精神異常ではなく、こういった幻視を持つ人は結構います。言語喚起能力に長けた人だと他人の

言葉からイメージの本流が生まれます。

 恵:会話だけで人物の顔色まで表すのはなかなか大変ですが、少しは上手く書けているでしょうか?

 双子:途中で出てくるジンギスカンパーティーは知り合いの同人雑誌仲間で年に最低一度は行っているので

使ってみました。

 婚約:槍投げの話は結婚して今はもういない会社の後輩から聞いた話が元ネタ。

 父:石造云々は以下から。『プレイボーイの貴族ドン・ファンが貴族の娘を誘惑し、その父親を殺す。その

後、墓場でその父の石像の近くを通りかかったとき戯れにその石像を宴会に招待したところ本当に石像(の姿

をした幽霊)が現れ、大混乱の末、ドン・ファンが石像に地獄に引き込まれる。』(ウィキペディア「ドン・ファン」から一部修正して記載)。

 嘘:平塚らいてうは1886年生まれの思想家/評論家/作家/フェミニスト/女性解放運動家。雑誌「青鞜」

の発刊を祝って自ら寄せた文章の表題が『元始、女性は太陽であった』。

 武:『ハイランダー』はクリストファー・ランバートが主演した『ハイランダー 悪魔の戦士』(1986年)か

ら。この世界には「不死の者」と呼ばれる戦士達がおり、首をはねられない限り永遠の時を生きる運命にあり

、彼らは“究極の宝"を求めて未来の“集合の時"へ向けて戦い抜くよう運命づけられているという。(ウィキ

ペディアより)。ちなみに年をとらない奇病ハイランダー症候群という病気もあるらしい(ネタ?)。

 鈴子:インスパイアされたのは高樹のぶ子さんや井上荒野さんの種々のお話。今頭に浮かんでいるのは――

タイトルは失念しましたが――以下のような内容。子供も産んで幸福になったことを見せつけに子連れである

男の元に向かう視点人物の女。最初は人が変わって親切になったように見えた男だが、用意した上階の遊び場

に子供を閉じ込めるとその部屋の鍵を階下に蹴落とし、欲しくば自分に抱かれよ、抱かれつつ幸福だと言え、

と視点人物に迫る。そして……。憶えている人、いませんか?

 母:武の母の話は滝壺と湖の違いはありますが、サマセット・モーム『淵』のイメージです。

 約束:構成としてはこちらが先にあったので「鈴子」のシーンが生まれました。

 二つの想い:ええと、「キレイゴト」が書きたかったんです。

14.11.21 18:19 コメント(3)
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追加
「小説家になろう」から二篇持ってきました。 
 いわゆるNW-SFで一作はコンデンスド・ノベル(濃縮小説)です。

り(PN)14.11.22 07:03
なるほど
小説家になろうの方も読みました。
各話の後書は、こうして一覧になってる方が読みやすく、また作品全体のテンポも崩れないのでいいと思います。
一覧は読んで納得する箇所が多かったです。

黄泉船14.11.22 12:03
ありがとうございます
「小説家になろう」の方も「後書き」にまとめてみます。
 掲載終了コンテンツの延命策として書いてみたのですが、ライトノベルの方々とは読者の桁が違うので、やはりラノベの海で溺死中といったところです。

り(PN)14.11.23 05:35

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