「ソウルフル・デッドコピー・プリーズ」連載終了。
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「歌の翼に…… ―― Requiem ――」の後日譚として、このお話及びタイトルを思いついたとき、終章近くで書くことになるはずの「ソウルフル・デッドコピー」という詩を自分自身で心待ちにする。もちろん当初は詩に関する何のアイデアもない。もっとも「ソウルフル・デッドコピー」とは神ならぬヒトのことだから、そこだけは外せないという想いはある。結果として出来た詩は、だから二重の意味を含むことになったが、それはそれで書き手として面白い。因みにそれ以外の詩は話内の会話にあるように昭和の前衛詩及び主に海外ロックの歌詞から発想する。どれがどれとは言わないが、わかる人にはわかるかもしれない。知り合いに在野の博識がいるが、彼ならば、すぐに見当が付くんじゃないかな。読み返すと怖い詩が多いが、それはご愛嬌。散文体以外のものは語数を合わせるのが愉しかったと思い出す。もちろん大変でもあったが……。手間がかかっているのでどれも好きだが、やはり「コスモス/ソウルフル・デッドコピー」が印象深い。それ以外では「堕天使/Our Angel was Rising」が自分では高得点か。
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